386

non object

このあたりになると現代的なPCのご先祖というか、かなりPCが普及してきた頃に使われていたし、PCのマザーボードでソケットに刺さっていて取り外せるので、古いPCを捨てる際に記念にCPUだけ外して残しておこうなんて方もいらっしゃったかもしれません。ソケット互換の高性能CPUとかも売られ始めて、差し替えて利用する人もいたんじゃないかな。
Intelによると、16 MHzクロックの386DXは1985年10月17日に発表され、1.5 umプロセスで275000トランジスタを集積してあるとのこと。Intel初の完全32 bitプロセッサは1981年にiAPX432マイクロメインフレームとして発表されていますが、iAPX432は民生品への応用が少なく、ほとんど軍用に使われていました。iAPX432は冗長性をもったシステムアーキテクチャやビット指向の命令体系など、特徴的でした。ま、とにかく386は8086系のアーキテクチャを32 bit化した最初のマイクロプロセッサであり、現在使用されている386アーキテクチャが確立した最初のプロセッサなわけです。

Intel 386DX
はい、386DXの16 MHzクロック品。蓋を開けてダイが見えるようにしたもの持っているけど、顕微鏡がないとつまらない絵だからパス。